自宅でヤマモモの木を楽しみながら、ジャム作り！

ジャムやカクテルにも使えるヤマモモの木の多彩な楽しみ方

庭に植えるなら注意が必要！大きくなり過ぎるかも？

一般的なヤマモモの木は、公園や街路樹に多いです。深緑の常緑樹で、目立ちにくい花です。街路樹や公園の木は、6〜7メートル級の木が殆どです。

雄花は房状にたくさんつきますが、雌花は枝先に1本ずつつきます。実が熟すのは6月頃で、雌木の下には赤い実がたくさん落ちているため、雄木と雌木を区別することができます。

街路樹や公園のヤマモモの木は、大きくなり過ぎて、個人の庭には向かないです。また、木は大きくなりますが、実はパチンコ玉くらいです。

ヤマモモの由来と種類

ヤマモモの木は比較的育てやすく、庭の景観や収穫の楽しみとして人気があります。ヤマモモの木の実は、ジャムやカクテルに利用されることがあり、その美味しさや鮮やかな赤色が評判です。

瑞光 （ ずいこう ）

常緑の葉が美しく、赤い実が映えて庭木としても人気の種類です。木の高さは、2.5M前後あり、2M位から実がなり始めます。ヤマモモの中では一般的な品種で、果実が大きく、収量も多いです。

瑞光は、隔年結果性がなく毎年良く結実し、果実の日持ちが良いので加工に最適な品種です。果実はやや酸味が強く、ヤマモモ酒に最適です。

瑞光は、4～5年で結実します。暑さには強く、関東～沖縄まで植えることが出来ます。瑞光の収穫時期は、6月中旬～7月上旬です。実の大きさは、約10gです。

瑞光は、病害虫に強いので庭木や街路樹、公園樹としても人気です。

東魁（とうかい）

東魁（とうかい）は、ヤマモモの中でも特に大きく、直径3cmを超える超大粒品種です。1果が重さ20～25g、直径は約3cmになり、糖度12度としっかりと甘さもあります。

東魁は、中国から約14年前に導入された品種で、年配の方には懐かしい味です。葉と木姿も端正で、庭木にも向きます。また、荒地や臨海の埋立地での栽培にも向いています。

東魁は、通常品種の収穫が終わる7月頃から収穫時期になります。

瑞光、東魁のいずれも雌雄異木のため、苗木の販売は「雄（オス）」「雌（メス）」といった表現で、雄木、雌木を区別して流通しています。

ヤマモモの木の植栽の実例

日当たりの良い水はけの良い場所であれば、良く育っています。目隠しに植えて欲しいと言うお客様もいました。落葉樹との組み合わせで、庭の構成をとると良いバランスがとれます。

ヤマモモの花期は3月から4月にかけてで、花が終わって小さな実が出来始め、6月中旬から完熟し始めます。 収穫できるのは６月中旬から7月上旬までのほんの数日間です。

収穫後は傷みが早いので「幻の果実」とか「赤い宝石」と呼ばれています。

お客様は、ジャムを作る人が多いです。好みにも寄りますが、どんなジャムより美味しいと評判です。デパートでも売られているそうですが、非常に高価です。

私もヤマモモの瑞光のジャムは、作り食べた事が有りますが、凄く美味しいです。カクテルは、グラスに注ぐと鮮やかな赤で美味しいです。

ヤマモモの木を植える場合のアドバイス

1.植える場所を選ぶ

ヤマモモの木は、日当たりがよく、風通しの良い場所が適しています。また、水はけの良い土壌が好ましいです。2本植える場合は、3M以上は離しましょう。隣民家とも、最低でも2M位は離すと安心です。近くに植えて後悔する人が多いので、ご注意して下さい。

2.植える準備をする

植える前に、植え穴を掘ります。植え穴の大きさは、ヤマモモの木の根元の直径よりも少し大きめに掘るようにします。また、根が広がりやすいように、深さは根元から少し浅めに掘るようにします。

3.土壌を整える

掘った植え穴に、肥料や堆肥を混ぜて土壌を整えます。

4.植え付ける

ヤマモモの木を植える前に、鉢から取り出して根をほぐします。その後、根を植え穴に入れて、周りに土を詰めます。根元から10〜15cmほど土を盛り上げるようにして、水をたっぷりとかけます。

5.支柱を立てる

若い木は風などで倒れやすいため、支柱を立てることをおすすめします。支柱に縛りつける際は、木に傷をつけないように注意しましょう。

大きさは、敷地に合わせて上の方で止めれば、高さはコントーロル出来ます。十分楽しめる木です。