プロフィール

山崎学

はじめまして!山崎 学(gaku)と申します。それでは早速、私の自己紹介をさせて頂きます。

埼玉県で、家内と一人息子の三人家族で暮らしています。下の画像は自宅の外構の一部ですが、私が作った外壁にバラの枝を自由に絡ませて大きく育てたものです。

ここまで大きく育てるのは個人宅では珍しいと思いますが、開花した時は見ごたえのある作りになっています。私の職業は、風水や家相、方位といった「見えない力」を使う、ちょっと変わった庭師です。

そんな私は、現在の庭師になるまでに色々な苦労や挑戦をしました。しかしそれらの経験は、今思えば私の人生を豊かにしてくれた貴重な経験です。

独り立ちするまでの思い出

昭和32年生まれの私の、これまでの歩みを簡単にまとめてお話したいと思います。

山崎学

私は埼玉県の造園業を営む家族の長男として生まれました。

私は子供の頃から動物が大好きで、当時の家では犬を飼っていました。そして子供ころは、いつも真っ黒に汚れて犬と遊んでいました。自然に囲まれて、幸せな日々を過ごしていたと思います。

ちなみに、令和五年の今も甲斐犬を一匹飼っていますが、これまでには十匹まとめて飼っていた時もあったくらいの犬好きです。


中学生の時は柔道に夢中になり、個人戦では優勝した経験もあります。学校の部活動に熱中できた、幸せな日々を送っていました。

しかしそんな中、高校時代に私の人生は一変しました。

両親が離婚して、父が家を出ていってしまったのです。原因は、父の女性問題と大きな借金でした。


山崎学

その後、残された家族を守るためには、長男の私が生活費を稼ぐしかありません。

翌日から私は、バイクにダンボールを乗せて、盆栽や花を売る行商を始めたのです。しかし昨日まで部活動をやっていた高校生がいきなり行商ですから、いくら生活のためとはいえ悩みました。

「なぜこの俺が、こんなことまでしなくちゃいけないんだ…」

山崎学

周りの目もあるし、恥ずかしいという思いが強かったと思います。

そして当然ですが、売れる日もあれば売れない日もあります。売れない日は、五日も続けて売れないこともあり、いつもハラハラしていた毎日でした。

その後、高校を卒業した後、叔父さんが営む造園業で庭師の見習い修行に入ります。しかしこの叔父さんが昔堅気で職人気質の、とにかく厳しい人だったのです。木に登り枝を切ってると「切り方が悪い!」と、下から竹竿で突き刺し、怒鳴りまくる様な厳しい叔父でした…

高所の作業中に、下から竹でつつかれるんです。

「とにかく怖い!」

「落ちるかもしれない…」

しかし習うためには、我慢するしかありません。

今考えても、落ちるリスクは大きかったと思います。こういった暴力的な指導が普通にできたのが、昭和の時代の特徴だったのかもしれません。

でも仕事以外は、いい叔父でした。だから何とか我慢ができたんだと思います。

庭師としての独立と飛び込み営業

山崎学

その後は二十歳を過ぎた頃、本気でお金を稼ぎたくなりました。

いつまでも人に使われているだけでは、そんなに稼げるわけではありません。生活の為には、学びながら自分の力で生きていくしかないのです。そこでトラックを買い、本格的に植木の飛び込み営業を始めようと決断しました。

飛込み営業の仕事をやった経験のある方なら分かると思いますが、見ず知らずの人の家に訪問するのは勇気がいります。

「最初になんて言えばいいんだろう?」

頭で考えるほど、実際にやる時には声が出なくなります。そして当然ですが、そんなに簡単には売れないんです。今でも忘れませんが、私が飛び込み営業を始めた初日の一軒目に

「NHKのテレビドラマを見る時間に何で来るんだ!」

「もう来るな!」と、怒鳴られてしまいました。

まあ気が弱い方だと、これで心は折れてしまうでしょう。

しかし幸いにも私は、高校生の時にこういう訪問販売は経験済みだったのと、人から怒鳴られることには慣れています。諦めずにやってるうちに、段々と売れる様になっていきました。

それから二年ぐらいたった頃は、飛び込み営業が面白くなったのです。それからは、売れずに帰宅することも無くなり、稼ぎも良くなり家の経済も安定してきました。

植木の営業しながら庭作りの依頼も受け、楽しく稼ぐことができた時代です。

大手の金属メーカーで研磨師として働く

山崎学

そして25歳の時、知人から大手金属メーカーを紹介され、そこで研磨師としての修行を行うことになります。

それからは、庭師として働きながら、研磨の仕事を平行して行っていきました。

実はこの研磨師の仕事のおかげで、私の中で別の世界が見えるようになります。それは、庭もこれまでのものとは違い、型にハマらない新しい庭作りをイメージして、作り始めるようになったのです。

もちろん最初は大変でした。

庭にも外構にも既製の部材があり、その部材を組み合わせて様々な形を作ります。また、一見自由に作っているようでも庭造りには基本的な型があって、ちゃんとした庭はそれを無視しては作りません。

そのため自分が好きなデザインの庭造りをすると言っても、既製の部材を組み合わせて形にしていくので、どうしても他と似通った庭になってしまいます。

例えば、日本の庭といえば松の木が定番です。古風な庭園にある綺麗に手入れされた松の木は、見栄えも良いものです。

しかし実際に松の枝の剪定をやったことがある人はご存知かもしれませんが、好き勝手に剪定すると松の形は崩れてしまいます。

つまり、素人目には気が付かなくても、石の並べ方や色使いなどにも、プロの庭造りには暗黙のルールがあるわけです。

しかし、当然ですが私はそういった庭造りの基本を踏まえた上で、部材も含めてゼロベースで作り上げるオンリーワンの庭造りに挑戦したわけです。

私のひらめきで作る庭ですから、実績が無い頃は、一生懸命説明しても理解して頂くのは困難です。しかし、それから徐々に受入れられるようになって、私流が認められるようになりました。

それは、一つ一つの仕事を一生懸命やることによって、お客様からの信頼を得る事ができるようになっていったからです。

見えない力を仕事に生かす

山崎学

それから間もなく、住んでる所から引っ越す計画が始まり、これが後ほど「見えない力」の原点になります。

みなさんはご自宅の家相を調べたことはありますか?

「北東にトイレがあると運気が下がる」

みたいに、方角と家の間取りで運気を調べる考え方を、家相と言います。

一般的には、家相は占いと同一視されがちです。しかし、実は家相や方位は、古来から調べられ検証された結果に基づく環境学と言われる学問の一つなのです。

現代の日本では、よく風水と一緒に紹介されますが、方位盤を使って厳密に家の吉凶を鑑定する家相は、平安時代に中国から伝わって以来、日本の生活様式に合わせて独自の発展を遂げてきました。

私は、自身の土地と家屋を売買する時、家相と方位を方角の専門家に見てもらいました。その結果、家族全員無事に引っ越すことが出来て、今日に繋がっています。

そしてこの時私は、この技術を庭作りに生かせないかと思い、家相や方位を本格的に学び始めました。これをキッカケとして、これまで自分なりに勉強していた家相や風水を組み合わせて、これを仕事に生かすことを思いついたのです。

私が、家相や風水に興味があり研究していたのには理由があります。

それは私は生まれつき霊感が強く、霊を感じることができたのです。庭造りの現場では、大小さまざまな石を扱いますが、その石に憑いている霊を感じられると言えば分かり易いかと思います。

石にまつわる話をすると長くなるので、これは別の機会にお話ししますが、この不思議な力がキッカケとなって、風水や占いを自分なりに勉強していたわけです。

それからは、家相や方位、また風水も取り入れて、現在に至るまで二千軒以上の植栽工事や造園工事の経験を積み重ねてきました。新しい現場では、自分なりに研究や経験したことをベースに、今も試行錯誤して作業しております。

現在では、一般個人のお客様から、大手企業の会長宅までやらせていただいてます。また現場で作業していると、出来上がっていく庭をご覧になられて「自分の家の庭も見てくれませんか?」と、声をかけて頂くことがよくあります。

そんな時はいきなり営業するのではなく、実際にそのご自宅を見せて頂き、方角とか配置など、私なりに調べてアドバイスしてあげます。そうすると、大体はその後お仕事を任せて頂けます。

初めの頃は、こういった「見えない力」を生かして庭造りして、果たしてお客様の運気が実際に良くなっているのか?微妙なことなので良く分かりませんでした。

当然ですが、こちらが勝手に調べるわけにもいかないからです。

しかし、数をこなしていく中で、お庭を作った後、大体数か月経ってお客様から良い知らせを頂くことが多く、やっぱり「見えない何か」が作用するおかげだな、と確信するに至りました。

私の「見えない力」を生かした庭造りは、風水や家相や方位などの方角をベースに、手作りの部材を使ったオンリーワンの庭造りなだけに、ほとんどの作業を私一人でやっています。

神経も労力も相当使うので、仕事としては大変なところもあります。ただ、身体が動く限りご指名があれば今後も続けたいと思っています。

一人庭師の今後

山崎学

私は、これまで人との出会いによって多くのチャンスを頂きました。

そして、普通の人がやりそうもないことでも、私自身が良いと感じて納得したことには、全力で取り組んできました。最近では、自宅の地下室で、オリジナルのプランター作りを始めました。

このブログでは、これまでに私が手掛けてきた二千件以上の作庭工事の経験をもとに、色々な話題を取り上げていきたいと思っています。また、私が始めた新しい仕事、オンリーワンのプランターについてもご紹介していきます。具体的には今後の記事で取り上げますのでお楽しみに!

最後になりましたが、このブログでは「幸せに生きる」というテーマを掘り下げていきたいと思っています。

私は自分の経験や知識を皆さんとシェアすることで、少しでも皆さんのお役に立てればと思っています。

私も皆さんから学ぶことがたくさんありますし、一緒に成長していきたいと思っています。このブログを通して、皆さんとの繋がりを大切にしていきたいと思っています。

このブログは、私の作品や「見えない力」だけではなく、私の人生や考え方も含めて、私自身を表現する場所です。私はこのブログで、本音で語りたいと思っています。

これからもどうぞよろしくお願いします。