トマト栽培の魅力と経済的な方法
トマトは、日本だけで約200種類、世界では8,000種類以上にもなるんです。
ここでは、一般的に入手出来るトマトの話しになります。
ホームセンター園芸店の場合、在来種の実生の物から、品種の接木の物まで置いています。約10種類位は置いていると思います。そこで、お得で経済的な栽培方法をお教えします。
自宅で楽しむ経済的なトマト増殖法
実生(みしょう)のトマト苗は、在来種ですが、凄く安く買えます。
決して悪くは無いですが、接木(つぎき)の品種に比べると、甘味とか皮の厚っさに違いが有ります。対して、接木のブランドトマト苗は、実生の3〜5倍の値段がします。甘くて皮もうすいです。
自宅栽培で有れば、出始めの4月頃に、ブランドトマトを1本購入して植えます。支柱を立てて植え、幹の部分を主柱に結びます。トマトは、30センチ位は直ぐに成長します。
幹から枝葉が出て、その間から新芽が出ます。本来この新芽は、掻き取らないと立派なトマトになりません。その掻き取る芽を、5センチ位まで伸ばしてから、芽掻きをします。
芽掻きとは、植物の茎の付け根から出てくる小さな芽を取り除く作業です。トマトの場合、茎の付け根から出てくる芽を取り除くことで、茎の成長を促進し、収量を増やすことができます。また、芽を取り除くことで、茎と葉のバランスを調整し、風通しを良くすることができます。芽掻きは、苗が10〜20cm程度に成長した頃に行います。
30〜50センチだと、5本以上の芽が取れます。
それを大事に、ポットに挿し芽をします。差し芽は、水上げは必要です。すると15日ぐらいで根が出てきてます。しっかり根が出た段階で、地植えするなりプランタ栽培すれば、1本から何本でも増やすことが可能です。
この方法は、チョツトした裏技です。販売目的は絶対ダメですが、自宅で楽しむのであれば、経済的に増やせて良いと思います。
私のトマト栽培法:効果的な苗木選びから収穫まで
まず苗木選びから始まります。
苗木は、大きくて立派なものを選ぶ人が多いですが、私は小さくて幹の太い物を選びます。
その方が根付が良いからです。
少し高めに畝を作り、間隔を開け植えます。その間隔は、土地の広さと庭の広さで調整すれば良いと思います。間隔を開けた方が、しっかりとしたトマトになります。
植え付けの際には穴を掘り、穴の中に軽く、苦土石灰(くどせっかい)を入れます。そうしないと、途中で育ちが悪くなったり、実も固まり成長しない事が有ります。
苦土石灰を与えた事で、カルシウムが補充されます。
※苦土石灰(くどせっかい)は、土壌改良剤として使用される物質です。主成分は石灰(カルシウム)であり、土壌の酸性度を中和し、カルシウムを供給することによって植物の成長を促進します。また、苦土石灰には微量のマグネシウムや他の栄養素も含まれており、土壌の肥沃化にも寄与します。トマト栽培などの野菜栽培で使用されることがあります。
トマトは、最初に一回だけの水上げで、その後は水はやりません。
最初は元気は無くなりますが、その後は、水を与えたトマトより逞しく元気な甘いトマトができます。
※トマトの「水上げ」とは、苗を植え付けた後に初めて行う水やりのことです。苗を植えた直後は、土壌が乾燥しているため、根が水を吸い上げることができません。そのため、苗を植えた後に十分な量の水を与え、土壌を湿らせることで根が成長するよう促します。
それと芽掻きは、大事です。
前に話した様に、幹と枝葉の間に出た芽をかきます。
そして、もしスペースがあれば、差し芽をすれば増やすことも可能です。
私は、消毒は一切しません。せっかく自宅で栽培するので、健康の為にしません。どうしても虫が心配であれば、酢、コヒー、唐辛子、ハッカを水で薄めた物を撒くと対処できます。
そして、水を与えないトマトは甘いです。ただプランタ栽培やポットの場合は、水を少し与えて下さい。
もう一つのトマト栽培方法
私が茨城の方に、仕事で通った時に見た光景ですが、畑一面、地べたにトマトがはいつくばっている姿を見ました。
農家の方が、大きな竹籠にいっぱいの、中玉トマトを収穫している所を見て、こんな栽培方法もあるんだと思いました。
この栽培は、防草シートを畑一面に敷き、間隔的にカッターナイフで切り、トマト苗を植え、芽掻きもせずほったらかしで栽培出来る方法です。
いつかを私も試して見たいなと思いました。
それが2年前に実現しました。
私が管理を請け負っている施設の敷地で実行しました。
確かに手は掛かからず、芽掻きもしないので実は少し小さいですが、その分沢山なりました。ツルの後始末は大変でしたが、施設のみんなは美味しいく食べたそうです。
ご参考になれば幸いです!
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