ヘビイチゴは食べたら死ぬ?私が試してみた結果…
ヘビイチゴは、バラ科キジムシロ属に分類される多年草です。漢名の「蛇苺」に由来し、中国ではヘビが食べるイチゴと考えられていたことや、ヘビがイチゴを食べに来る小動物を狙うこと、ヘビの出そうな場所に生えることなどから、「蛇苺」と呼ばれるようになったとされています。
ヘビイチゴは、森林、公園、空地、道端など、身近な場所で見かけます。茎は細くて長く、節から発根して地表をはい、群生します。葉は長い柄があって互生し、3出複葉で小葉は倒卵形、縁(へり)に深く切れ込む鋸歯(きょし)があります。
ヘビイチゴは毒があるという俗説がありますが、無毒です。食べようと思えば食べられますが、見た目の鮮やかさとは裏腹にほとんど無味で、草特有の青臭さがわずかに感じられる程度です。さらに、スポンジのようにスカスカで食感もイマイチです。ヘビイチゴは、日本各地、中国、インドネシア、フィリピン、タイなどに分布しています。
ヘビイチゴの効能とは?人が食べることは可能?
もう20年近く前の話です。所沢の立派な住宅街で、お客様の庭仕事をしていました。
やりがいのある立派な日本庭園のお仕事で、隣の住人の方ともよく挨拶を交わし、お話する機会がありました。
お隣の庭の一部に、ヘビイチゴがたくさん植えられていました。気になった私は奥様に、ヘビイチゴの事をお尋ねしました。
すると…
健康の為に栽培してるのよ。
「貴方とかは、色んな場所に行くから、原っぱとかで見かけるでしょ?」
「貴方に、良いことを教えてあげる。」
「ヘビイチゴの実を取って焼酎に漬け込み、1ヶ月過ぎたら毎晩おちょこに半分飲んでごらん」
「100歳まで生きられるわよ!」
「私のお付き合いしてる友達はお医者様が多くって、ヘビイチゴの焼酎漬けを寝る前に飲んでるから、皆んな元気なのよ!」とお話していました。
その奥様もお歳は70歳は過ぎていると思いますが、確かに若々しく、おしゃれな服を着て外車のスポーツカーで外出していました。
私は子供の頃「ヘビイチゴを食べると死ぬよ!」と聞いた事があったのでビックリしました。
そしてある時、綺麗なヘビイチゴが群生してる所を見つけたので、早速、勇気を出し食べて見ました。味は、そんなに美味しくなかったです。
もちろん食べても体調も壊す事なく大丈夫でした!
私も言われた通りに、35度の焼酎でヘビイチゴ漬けを作り、1か月経ってから、夜寝る前におちょこに半分を飲んで見ました。次の日の朝は、スッキリした感じで調子良かったです。
ヘビイチゴの焼酎漬けの作り方
その後は、中々ヘビイチゴが手に入らなかったので作れず、現在は飲んでいません。新鮮なヘビイチゴに出会ったら、また始めてみようと思ってます。
調べてみて分かりましたが、ヘビイチゴは知る人ぞ知る大地の薬箱です。
「虫刺されにはヘビイチゴが一番!」という体験談は、自然療法に興味がある人にとっては興味深いかもしれません。その筋の間では、蚊やブヨ、アブなどの虫刺されに効く自家製の治療法が広く知られています。
蚊やブヨ、アブなどに刺された場合、熱湯でアツアツに熱くしたお絞りを傷口にあてることで、毒素のタンパク質を変性させることができます。その後、ヘビイチゴのチンキを塗ることで、痛みやかゆみを和らげます。当然ですが、ヘビイチゴのチンキは、自分で摘んで自家用に使うのが大原則です。
ヘビイチゴの赤い実をたっぷり摘んで、ウォトカや35度以上の焼酎、あるいは食品添加用アルコールを40度くらいに調整したものなどに漬け込みます。2週間したらできあがりです。
このチンキは、虫刺され以外にも、喉の痛みや風邪の症状、消化不良などにも効果的だとされています。ただし、ヘビイチゴのチンキは自分で作って自家用に使うことが大原則であり「売買は一切してはいけない!」ということも念のため覚えておいてくださいね。
ヘビイチゴの名前の由来
最も有力な説は、赤い果実が蛇の卵に似ていることからという説です。ヘビイチゴの果実は、赤く、丸く、滑らかな表面をしています。この形状は、蛇の卵とよく似ています。そのため、昔の人々は、ヘビイチゴの果実を蛇の卵と間違え、そのことから「ヘビイチゴ」という名前が付けられたのではないかと考えられています。
ヘビイチゴの収穫時期
日本全国の山地や草原に広く分布しています。
山沿いの畦道や、森林との境界域などに生育することが多く、半日陰のやや湿った環境を好むようです。花は黄色で、5月から6月に咲きます。果実は赤く、7月から8月に熟します。比較的実の小さな種類の物が良いです。収穫する時に実と茎も少し付けた方が長持ちします。パチンコ玉くらいの物は、実くずれしないでしっかりしてます。
ヤブヘビイチゴもヘビイチゴ同様に使えますが、ヤブヘビイチゴはジャムに適してます。ちなみにヤブヘビイチゴの花は白で、ヘビイチゴの花は黄色です。
毎年同じ場所に生息していますので、場所を覚えて置くと良いです。田んぼの脇にあるものは、実の収穫には良いです。
もし自宅で栽培するのであれば、野原や山の方にあるものを採取して、自宅の庭に植えるか、コンテナでも栽培出来ます。一株でも増えていくので、手軽に毎年ヘビイチゴを採取できるでしょう。田んぼの脇にある物でも自宅で栽培できますが、比較的付きが悪いのです。
焼酎漬けの作り方
ヘビイチゴを焼酎35度漬けるだけで簡単に作れます。1か月以上経てば大丈夫です。新鮮で清潔な物であれば、水道水で洗わない方が良いとされてます。御自分で判断して下さい。
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