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庭先の出入り口
山崎学
今回は約10年ぐらい前、私が作った庭の話です。
庭だけで200坪もあります。
お客様に強いこだわりがあり、東京の港区にあるレストランの庭とか、お客様が好みと言う色んな所の庭をお客様と見に行き、それを元に作りました。
お客様からは、出来上がった時に喜んでいただき嬉しかったです。
ブロックを骨材にしてコンクリートで不定形の凹凸に仕上た塀を作る
最初の時は、庭の出入り口は必要ないと言われ作らなかったのです。しかし高齢のお母様が、亡くなられた時に家からの納棺を希望していました。
その際、家の構造上、家の玄関からは出れそうになかったのです。
お客様は困って、どうしようか悩んでいました。相談を受けた時期は、方角的には良い年だったので、お客様と話し合いの結果、東南側の植栽部を取り除き、そこに出入口を作ることに決まりました。
ただ、ありきたりの出入口だけでは、せっかくの庭が台無しになってしまいます。
それでは嫌なので「オシャレに変身できますか?」と聞かれ、私なりに考えました。
そして東南側からお母様の部屋に向かう通路を作り、植栽が両側に有る珍しいタイプの塀と扉になりました。
ブロックを骨材にしてコンクリートで不定形の凹凸に仕上げ、そのコンクリートの中にライトを仕込み、夜になりますと自動でライトがつきます。
建物がホワイトのなので、お客様の希望はホワイトへの強いこだわりが有ります。半分友達の様なお客様なので、作業途中でも好みを聞きながら作業しました。
かなり遊び心の有る作りになってます。
お客様には大変満足していただき、悩みと心配は解消しました。全くのオリジナルのスタイルなので、ご参考にして頂ければ光栄です。
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