ポツンと立ってる一つ石は怖い? 石にまつわる怖い話

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ポツンと立ってる石の怖い話し

山崎学

「石は霊が宿る」という考え方は、日本の古来の風習や信仰に基づくものです。

石は自然の一部であり、神秘的な力やエネルギーを持つとされてきました。石は神や霊の依り代となり、祭祀や呪術に用いられたり、神社や祠の神体となったりしました。また、石は形や色や紋様などから、人々の願いや感情を象徴したり、守り石や授福の石として崇められたりしました。

石には霊が宿るという考え方は、世界各地にも見られます。例えばニューギニアでは、石に宿る霊力をウァロポとよび、石が年を経るにしたがい、超人間的呪力をもつと信じられています。石は生命の源であり、自然と人間の関係を表すものとして尊重されています。

石は霊が宿るという考え方は、現代でも多くの人々に影響を与えています。例えば、パワーストーンと呼ばれる天然石は、その色や形や素材によって、さまざまな効果や意味があるとされています。パワーストーンは自分の運気を高めたり、心身のバランスを整えたりするために身につけたり飾ったりする人が多いです。

以上のように「石は霊が宿る」という考え方は、日本や世界の歴史や文化に深く根付いているものです。石はただ無機物ではなく、自然と人間のつながりを示すものとして理解することができます。

8年前の実話です

山崎学

これは8年前にあった本当の話です。
お客様から私に紹介したい方がいると言われ、数日後に現地で待ち合わせをする事になりました。

紹介されたお宅は凄く立派なお屋敷で、3000坪も有り、大正時代の西洋館で、市の文化財に指定されてる石作りの立派なお宅でした。敷地内にはファクトリーとレストランを経営し、港区に自社ビルが2か所も有るという会社経営者の方です。

山崎学

そのご自宅のある敷地内のレストランでお会いしました。

凄く上品なセレブの奥様です。食事を交えて敷地内の庭の話しで会話は弾みました。お客様が私に紹介した理由は、敷地内の庭の仕事を私に如何かなと思ったみたいです。

でも話しによると、既に庭の管理の業者が入っているそうです。多分入ってる業者さんに何か物足りない所があったんでしょうか、ただ私が見た限りでは普通に仕事をしてると思いました。

今入ってる植木屋さんの仕事を横取りする気は無いので、奥様に「今の植木屋さんは、ちゃんと作業しているので、私の入る所は無いですよ」と私の方から伝えました。

「今日はお昼までご馳走になりどうも有難う御座います」と挨拶をして外に出ました。外までご親切に見送りに来て頂き「それでは」と言い掛けた時、ふと目に付いたのは、大きな石がポツンと立っていました。

石は、おおよそ8トンぐらいでしょうか、非常に不吉な感じを受けました。

山崎学

黙って帰ることも出来たのですが、ここに来たのも何かのご縁と思い、奥様に「あの石は今入ってる植木さんに、置き方を直して貰うと良いと思います」とお話しました。

「何故ですか?」と尋ねられたので、私は「石が苦しんでる様な気がします」と感じたことを話すと、奥様は深刻な顔をして、実はと話し始めました。

奥様

この場所に移り住んでから良い事が無いんです。直ぐに主人も亡くなり、兄弟も自殺して、私は癌になり治療中です。余り経過が良く無いんです…

そして「頼みますから、貴方が直してくれませんでしょうか」と頼まれました。でも私は、せっかく入っている植木屋さんがいるので、その方に直してもらったらどうですか、と話しました。

しかし「今入ってる植木屋さんには無理です!貴方しか他に頼む人はいませんので、お願いします!」と言われて、私もそこまで言われたので依頼を引き受ける事になりました。

早い方が良いと思い数日後に作業を開始しました。

まず私なりのお清めをして、それから高圧洗浄器で、長年の苔と汚れを綺麗に落としました。本来、石の苔も魅力の一つですが、今回は不浄を取り払う意味で落としました。

そして今回は石を横にするのも良いのですが、石の置いてる場所が低いので、水溜まりが石の下にできて水浸しにならない様に、赤土を3トン入れ石を安定させました。

その後、主石の近くに1トンぐらいの石を2か所置き、周りにも小さな石を置き、植木を石の周りに植え、全体的に寂しかった一つ石を、陰から陽に変えました。

私にできる限りの事は全部行いました。お客様も変わったお庭を見て喜んでくださました。

しかしそれから一か月位経つた頃、お客様から連絡が有りました。

奥様

貴方に石も直して貰ったのに、病院に行ったら癌の方が良く無いみたいで検査をする事になったんです…

私に深刻に訴えてきたので、非常に困りました。でも私には、お客様の声には力強さを感じました。そこで「心配する事はないですよ」とハッキリ言いました。

すると数日後に電話が有り、今度は明るい声で「お陰様で病院の検査の結果は良かったです」と言われたので、私もずっと心配だったのでほっとしました。

今でもお付き合いは有り、何かと相談されております。現在は体調も良いみたいで、旅行に行ったりコンサートに行ったり楽しんで居るそうです。私も一時はハラハラしましたが、凄く安心しました。

今回の石も立派な石なので、この場所に来るまでに色々あったと思います。(何かの縁で、石が直してもらいたくて私が呼ばれたのかなと思いました)

石の取り扱いには注意してください

山崎学

一つ石を立てて置くのは、何かと宿りやすいと思います。更に水が不浄を運んで来る事も有ります。

今回の様な仕事は、終わった後もしばらくは、お客様の事が気になりエネルギーが消失され神経もまいるので、本音を言うと「もう請けない」といつも思います。

でもお願いされると、ほっとけず請けてしまうのです。そんな事の繰り返しです。

石の好きな人は、若い方でも結構います。

もし御自分で自作で庭に石を置きたいと思ったら、ホームセンターに売られている新しい石なら製造された石なので因縁とか無いです。

河原とか山には良い石は沢山有りますが、拾う事はやめた方がいいと思います。水に流され不浄や目に見え無い物が宿ってる事が有ります。

昔は、河原には合戦場になってる場所が多いので要注意です。また、山とか川での石を拾う事は、場所と場合によっては不法採取で(窃盗罪)になる場合もありますのでご注意して下さい。

以上は全て実話なので参考にしてお役に立てればと思います。

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