コニファーガーデンの楽しみ方

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コニファーガーデンを楽しむ

山崎学

コニファーとは、針葉樹の総称です。

コニファー(conifers)は、マツボックリのような球果(コーン)をつくる植物やコーン形(円錐形)になる木を指す言葉です。最近では、園芸や観賞用に利用されるものなど(特に園芸品種)をコニファーと呼ぶようになりました。

厳密には、裸子植物が丸みを帯びた実を付けることから「コニファー」と呼ばれますが、種別でいうと広義には球果植物門の植物(球果植物門に属する植物は、種子を球果と呼ばれる構造に含む植物のこと)を指します。日本では一般的に、球果植物門のうち園芸用の品種をさします。

コニファーは、世界中に約50科、600属、約7000種が分布しており、日本には約200種が生育しています。コニファー人気は、一時より下火になりましたが、今でも愛好家がいらっしゃいます。

木の葉の色が鮮やかなイエロー系やシルバー系やグリーン系、そして形も様々でロケット形や楕円形や円錐形やグランドカバーと様々です。

山崎学

誰でも良く知っているのがゴールドクレストです。

部屋の中に植木鉢で置く事で、家の室内まで針葉樹独特の香りがして、好きな方には好まれます。但しゴールドクレストは、一度地面に植えた場合、根付くと移植は絶対に不可能な木です。

そういった木の特質を踏まえないと大失敗します。

過去にそういうお客様がよくいらっしゃいました。私の所に話しがあったお客様には、その様な説明をして、それでも植えたい人以外は植えません。結局お金を掛けて抜根する事になった人を見ていますので、気の毒だからです。

今でも人気が有るのは、シルバー系のブルーヘブン、ブルーエンゼル、イエロー系のヨーロッパゴールド、ゴールドライダーなど、いずれも細く上に伸びる木です。

同じくコニファーでもブルーカーペットやブルーパシフイクは、どちらも這性(ほふく性)コニファーで、茎やツルが地面を這うように横に成長します。グランドカバーとして今でも良く使われています。

コニファーの王様と言えば、プンゲンスホプシーが有名です。非常に高価な木で、ツリー形で葉は松の様で銀色です。大きな物は5mぐらいにも成ります。

プンゲンスホプシー

コニファーは寒い時に剪定し、大きくしない様に早目に切ること

山崎学

コニファーの手入れの方法は、書籍でも色々書かれていますが、長年コニファーを見てきてますが、寒い時の手入れであれば深く剪定しても木は弱りません。しかし、暑い時は出来れば避けた方がいいです。

コニファーガーデン

ここ何年かのように、夏の暑さが異常に高い時には特に注意して下さい。あちこちで枯れているコニファーや松を見かけます。対処法としては、夏の夜に木全体に水をたっぷり与えるのが一番いいです。肥料は必要無いです。

コニファーの手入れをしている一般的な植木屋さんの仕事を見かけることが有りますが、綺麗に刈り込む職人さんが多いですが、たまには木の内側を透かし切りしないと中から枯れてきます。

山崎学

実際に枯れている木を見ます。

元々コニファーは、広い広大な土地に間隔を空けて植えると自然樹形する木です。個人の家であれば、寒い時に剪定して大きくしない様に早目に切っていれば大丈夫です。ご参考にして下さい。

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