スズメバチを寄せつける木と対策方法
知らずにスズメバチが大好きな木を庭に植えている家が有ります。
建売住宅でも、はじめから植えてある家が多いので注意が必要です。
スズメバチが巣をよく作る木
具体的に木の種類を言いますと、庭木の生垣に最近良く使われる木で、シルバープリペット、ネズミモチ、シマトネリコ、ベニカナメモチ、マホニアコンフィーサです。
これらの木は、夏の時期には樹液を吸いにスズメバチが多く寄ってきます。
最近の流行りの木では、シルバープリペットやシマトネリコ、マホニアコンフィーサなどが、洋風の庭木として最近の住宅には多く見られる木です。
山や山林に行けば、クヌギ、コナラ、タブの木、その他の紅葉樹に集まります。カブト虫が好む様な木は、スズメバチも好みます。
庭の中に作るスズメバチの巣は、低い所によく見かけます。生い茂ったツバキの木、または低木のツツジの木、特に何年も庭木の手入れのしてない庭は、夏の時期は、要注意が必要です。
スズメバチを寄せつけない様にするには?
庭に、シルバープリペイトやシマトネリコ、マホニアコンフィーサなど植えているお宅は、だからと言って抜く訳にもいかないでしょう。
対策としては、消毒薬を撒き、木に薬の匂いを付ける等ですが、健康を考えると、ハッカ油を薄めてスプレーで撒くと良いと思います。ハッカ油はであれば健康を害する事も無いです。
しかし、一番大事な事は、定期的に木の剪定をすることです。
庭木を植え何年も経っている庭は、少しぐらい剪定をしてもバランスが悪く、植木の間隔が狭くなり繁茂してしまいます。その場合、木には可哀そうですが、間引き的に伐採する必要が有ります。
剪定だけですと、すぐに伸びて木と木がくっく様になつてしまいます。すると、害虫やハチにとっては、最高に良い環境になってしまいます。そうなると選定する時間も費用もかかってしまいます。
早目に対応すれば、プロに頼まなくても少しづつならできる場合も有ります。とにかく庭は「風通し」と「光」が大事です。
私の若い頃スズメバチの攻撃の経験
雨が少し降っている時、親戚の木を切っている時です。
すると私の頭の辺りで「ブンブン」という唸り音と、麦藁帽子に「バチバチ」と当たる攻撃の音!私は慌てて、20mぐらい走って逃げました。
頭の後ろでは蜂の大群の唸り音が聞こえ、とにかく必死でハチに刺されず逃げ切りました。まるでマンガの様ですが、どうやらハチの巣の付いている枝を、切り落とした事が後から分かりました。それ以来、生い茂った庭は気を付けています。
スズメバチに頭を刺された農家の人の話しですと、ハンマーで叩かれた感じだと言っていました。
普通の足長バチとか、土バチには、よく剪定中に刺された事は有りますが「チクッ」とした痛みぐらいですが、後で手がグローブみたいに腫れ上がります。3日ぐらいは不便します。
スズメバチに注意!危険な種類と対処法
日本には、スズメバチ科スズメバチ亜科に属するスズメバチが17種類生息しています。そのうち、特に危険性が高いとされる種類は、以下の通りです。
- オオスズメバチ
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体長30〜40mm、体重10〜20gと、日本最大のスズメバチです。毒性が強く、刺されるとアナフィラキシーショックを引き起こして死亡することもあります。巣は土の中に作られることが多く、自力で駆除するのは困難です。
- キイロスズメバチ
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体長20〜30mm、体重5〜10gと、オオスズメバチに次いで大型のスズメバチです。毒性はオオスズメバチほどではありませんが、それでも刺されると重症化することがあります。巣は民家の軒下や屋根裏などに作られることが多く、被害件数はオオスズメバチに次いで多くなっています。
- モンスズメバチ
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体長25〜35mm、体重5〜10gと、キイロスズメバチとほぼ同じ大きさのスズメバチです。毒性はキイロスズメバチとほぼ同じですが、夜間も活動するため、人々が活動している時間帯にも刺される危険性があります。
- チャイロスズメバチ
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体長15〜25mm、体重3〜5gと、小型のスズメバチです。毒性はオオスズメバチやキイロスズメバチほどではありませんが、刺されると重症化することがあります。
- ツマアカスズメバチ
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体長15〜25mm、体重3〜5gと、チャイロスズメバチとほぼ同じ大きさのスズメバチです。2012年に長崎県津島に侵入した新種のスズメバチで、毒性はオオスズメバチやキイロスズメバチに匹敵するとされています。
これらのスズメバチは、いずれも攻撃性が高く、刺されると重症化する可能性があるため注意が必要です。
巣を見つけた場合は自分で対処せずに、速やかに専門業者に駆除を依頼しましょう。なお、上記以外のスズメバチも、毒性や攻撃性を持っているため、近づかないように注意しましょう。
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